みらい&アカデミーを立ち上げた理由・想い:
子供達により良い教育を、より良い未来を

代表ブログ
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私たち「みらい&アカデミー」は、2021年から本格的に活動を開始いたしました。今日は、なぜ、みらい&アカデミーを立ち上げたのか、どんな想いで、どんな挑戦をしようとしているのかなどについて、お話させていただきます。

VUCA時代を生き抜く力を、全ての子供達に

21世紀はVUCA時代と言われるように、変化のスピードが早く、予測不可能で、不確実性の高い時代です。AIやロボットなどの最先端テクノロジーは急速に進化し、私たちの暮らしや産業に大きな変化をもたらし始めています。また、様々な産業で、次々とイノベーションが生まれています。

産業や企業の勢力図も大きく変化しています。企業の時価総額ランキングの推移を見ると、1989年には世界上位10社のうち8社を日本企業が占めていました。しかし、2021年現在、世界上位10社のうち7社が米国・中国のテクノロジー企業が占めており、日本企業は1社も入っていません。それどころか、日本の東証一部上場企業(約2170社)の時価総額の合計を、米国のテクノロジー企業5社(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)が上回っています(2020年5月より)。

また、英国・オックスフォード大学は、「現在ある仕事の90%は機械(AI)に代替される」、米国・デューク大学の研究者・キャシー・デビットソン氏は、「2011年に米国の小学校に入学した子供の65%は、今は存在していない職業に就く」という研究結果を発表しています。

これだけ世界が大きく変化している訳ですから、私たち人間に求められる能力やスキルなども大きく変化することは当然のことですし、そうであれば、公教育が果たすべき役割も当然に変化するはずです。 私たちは、このような問題意識から、「理念:教育を変え、世界を変える」、「ミッション:21世紀の教育を再定義する」、「ビジョン:未来のリーダー、イノベーター育成を」を掲げて、みらい&アカデミーを立ち上げました。

日本の教育が抱える課題の解決を目指す

私たちは、日本の教育が抱える課題を解決するための事業を展開して参ります。 私たちが解決したい課題の一つに「教育格差」の問題があります。具体的には、「地域間の教育格差」、「家庭の経済格差による教育格差」、「不登校、学校に通えない子に関する問題」などです。私たちは、このような教育格差をなくすことにより、誰もが良質な教育を受けられる社会を目指して参ります。

もう一つは、公教育(学校)が抱える問題があります。具体的には、「教職員の過大な業務負担」、「新しい科目(探究、情報・プログラミングなど)に対応できる教員の不足」、「学校と実社会の分断」などが挙げられます。私たちは、全ての子供達が、良質な教育を受けられる社会にするためには、このような公教育(学校)が抱える課題を解決することが最も重要だと考えております。

みらい&アカデミーの挑戦

このような想い・理念を掲げて、私たち「みらい&アカデミー」は、これからの時代を生きる子供達がより良い教育を受け、より良い未来を切り拓いていける社会を創造するための挑戦をして参ります。そのための第一弾として、日本全国の中学校・高校、教育委員会、自治体などと連携して、「探究チャレンジ・プロジェクト」、「学校バリューアップ・プロジェクト」という事業を推進して参ります。

「探究チャレンジ・プロジェクト」は、中高生が、「地域イノベーション」、「産業・ビジネス」、「テクノロジー」、「グローバルSDGs」、「キャリアデザイン」などの探究を通して、実社会の変化や最先端を学び、将来のキャリアビジョンや進路について考えを深めていくためのプロジェクトです。

「学校バリューアップ・プロジェクト」は、学校が「VUCA時代に相応しい先進的な教育」を推進していけるよう、民間企業(様々な業界・企業・経営者をご支援してきたコンサルティング会社)としての経験・知見を生かし、新しい教育プログラムや教育システムを、教育委員会や学校の先生方と共に創っていくためのプロジェクトです。

この2つのプロジェクトについての詳細は、またブログに書かせていただこうと思います。